|
社団法人 大曲青年会議所
2012年度理事長 三浦淳子
【はじめに】
2011年3月11日、日本で観測史上最大のマグニチュード9.0の東日本大震災が発生しました。さらにこの大震災は、国難ともいえる重大な原子力事故をも引き起こし、各地に痛ましい爪痕を残し、世界中に大きな衝撃を与えました。このつらい体験の中で、個人の意識や他人に無関心だった多くの人々にOMAIYARI(思いやり)の心が生まれました。“誰かのために”という気持ちが人々の絆を深め、互いに感謝し合ったり、助け合ったり、励まし合ったりと本来の人としてのあるべき姿を感じる事ができました。しかし、私たちが住む大仙郷は震災の被害は少ないとはいえ地域経済への影響が大きく未だに厳しい状況です。景気の回復が見込まれていない状況下にある中で、震災によるこの打撃は、私たちの地域経済の衰退を更に加速させてしまうのではないかという大きな不安を抱く今日でもあります。こんな時代だからこそ、強い気概を持って行動していくことが必要です。青年経済人として、JAYCEEとして、いかに環境が厳しくとも時代の変化に柔軟に対応し、一人ひとりが責任と自覚を持って行動する時であると考えます。
私たちの元気・勇気・情熱が明るい豊かな社会の創造の第一歩となるのです。
【温故創新 〜故きを温ねて新しきを創る〜】
1973年、この地において「明るい豊かな社会」の実現を目指し、熱い思いと夢や希望を抱いた先輩方が大曲青年会議所を設立されてから40年が経とうとしています。先輩方の築き上げてきた功績は色褪せることなく私たちが誇るべき財産となり心に深く刻まれています。それぞれの時代で人が変わり、手法は異なっても、脈々と続く創始の「志」をしっかりと受け継ぎ、伝統を守り、今日までの歴史を誇りにすると共に、未来へと紡ぐことが使命と感じています。メンバーが40年の歴史と伝統を再確認し、そこから時代に即したJC運動を発信し、更なる大曲JCへの発展に繋げていきます。
【未来創造】
緑生い茂る山々、日本海へと注ぐ雄大な川、湧き出す清水、日本一の深さを誇る湖、そして四季折々を感じられる大仙郷。この豊かな自然に恵まれている大仙郷の魅力、宝を更に探求し大仙郷の魅力発信をしていきます。また、世界に誇れる伝統文化「大曲の花火」があります。地域を元気にする一翼を担い、青年として伝統文化の灯を次世代に繋いでいくことが必要と考えます。そのためには、自分たちの事業だけにとどまらず市民・行政・他団体と連携を図り、様々な事業に参画することで地域が元気になり笑顔が溢れ、「明るい豊かな社会」が現実のものになっていくと考えます。この地域に暮らす人々が、地域の魅力や文化を深く知ることは地域を愛する心の育成へと繋がり、誇りに思う地域になると確信しております。これからの青年会議所活動は、さらに深化した地域の魅力発信のために、地域の方々と関わりながら私たちの暮らす地域を盛り上げていくことが必要であり、地域に頼られ求められるJAYCEEとなるべく地域に根ざしたJC運動の展開をしていきます。
【未来人財育成】
大曲青年会議所創立30周年記念事業として取り組んで以来、10年間継続している「大曲仙北ミニバスケットボール交流会」は、2年前より秋田のプロバスケットボールチーム“秋田ノーザンハピネッツ”の選手の皆さんによるクリニックが加わり、よりたくさんの子どもたちにバスケットの魅力を伝えることができるようになりました。この事業を通じて、スポーツマンシップの精神を養い、今まで以上に子どもたちが夢や希望を描き、目標に向かって努力することの大切さを伝えるために今年度も取り組んでいきます。
また、創立35周年記念事業として取り組んで以来、5年間継続している「全日本残月花火選手権大会」では、地域の自然を活かし、残月花火を追い求め、つかみ取ることの難しさ、追い続けることの大切さ、時には転んで痛さを感じたり、悔しさを感じたり、つかみ取った達成感や喜びなどを体感できる事業であります。また、3世代で体験ができ家族との絆も養われ心の育成に繋がる事業であります。この事業を通して子どもたちが地域文化にふれることにより、地域を愛する心を持つと考え、私たちが地域に広く伝播していきます。
「未来人財の育成」とは、子どもたちだけのものではなく、私たち自らが家族を愛する心、地域を愛する心、企業を愛する心、感謝の気持ち、人を思いやる気持ちを育まなければいけないと考えます。責任世代として私たちが勇気と情熱を持ち、その背中をみせる行動で、子どもたちも夢や目標に向かって生きていけると確信します。
【本気の会員拡大】
ここ数年で多くの会員が卒業していきます。会員減少が続く中、3年後、5年後の会員数を考えると会員拡大は急務であり、本気で取り組んでいかなければなりません。昨今の経済状況も要因の一つと考えられますが、青年会議所活動に対し理解や賛同を得られていないこと、また青年会議所自体を知っていただけていないことが大きな原因ではないでしょうか。まずは、私たちが共に汗をかき、共に学び、多くの気づきを感じ進歩することからです。それが自信となり魅力になると考えます。一人ひとりが輝きを放つ、魅力溢れるJAYCEEとなりましょう。また、会員が増加するということは、組織が活発になり、事業の成長に繋がり地域に大きく貢献できるものと考えます。今年度は、「20名」以上の会員拡大目標を掲げ、会員全員で本気の会員拡大を実行します。
【東北青年フォーラムに向けて】
2013年度は東北青年フォーラムを主管することとなります。東北青年フォーラムは、会員が一同に会する場であります。この大会は、広域的に市民意識変革する運動発信、会員意識の向上、地域啓発や会員相互の情報交換を目的としています。東北77LOM、3400名の会員がこの地域に会するということは、地域の魅力発信、地域の活性化はもとより、JC運動発信の最大のチャンスであります。その主管を担うには、大曲JC伝統の「おもてなしの心」でメンバー全員が一丸となって取り組むことが必要です。私たちの愛する大仙郷で開催されることは、大いに誇りあることであり、地域における最大のJC運動となるのです。そのためには、地域の今の状況や問題点をしっかり学び、大会後のLOMの姿、地域の姿を常に意識し、未来を創る最高の大会にすべく2012年度より準備を進めて参ります。
結びに
責任世代の私たちが本気で行動することで「魅力ある大仙郷」に変わります。未来の子どもたちから借りているこの地域をもっと輝かせて返していきましょう。私たちが大人の背中を見せることで次世代の人財は後世へと繋げていけるのです。地域のリーダーとなるべく自らを厳しく律し、情熱を集結させ、元気なまちづくりを目指すことこそ、大曲青年会議所のあるべき姿だと考えます。私たち大曲青年会議所メンバーには未知なる力がまだまだあると確信しています。人と人との繋がりを大切にし、まずは我々JAYCEEが共にOMOIYARIの気持ちを持ち、自ら学ぶ意欲と共に進歩し続けることが大事です。己の成長が企業の成長へと繋がり、地域の発展へと繋がり、ひいては秋田の元気、東北の元気、日本の元気に繋がると信じています。
修練・奉仕・友情の三信条に基づき、強い信念を持ち、若い情熱で勇気ある一歩を踏み出そう。期限付きの青年の「学び舎」を、二度とないこの青年の貴重な時間を「明るい豊かな社会」の実現に向け、共に進歩(あゆ)もう。
【スローガン】
繋ぐ絆、進歩む勇気
〜全ては己の一歩から 愛するまちの未来のために〜
【基本理念】
歴史と伝統を紡ぐ絆
未来の人財へ繋ぐ絆
共に進歩む絆
すべては愛する地域のために子どもたちのために
地域から頼られ求められるJAYCEEへ
【基本方針】
一、 創始の志を継承し歴史を学び大曲JCの進化を目指す
二、 地域を愛し誇れるまちづくりを目指す
三、 健全な人財育成を目指す
四、 青年経済人として資質向上を目指す
五、 地域から頼られ求められるJAYCEEを目指す
六、 会員全員による会員拡大を目指す
|